絵画展と美術館
 テーマ [アート]
2010年8月31日


土曜日は、京都市小学生絵画展に行ってきました。
長女が持ち帰ってきたプリントを見ると、「特選おめでとう」だそうで。
行ってみますと、特選の作品500点を展示されていたそうで。
それは、入選というのでは・・・と思いましたが
主催が特選って言うんだから、特選なんでしょう。
せっかく四条まで出てきましたから、そこから岡崎まで行きました。
昨年の弟に続いて絵画展に選出され、気を良くしている上の二人が
美術館に行きたいなどと言い出したので、
夫が知人の個展を観に行っている間に、私は子たちと京都市美術館へ行きました。


ボストン美術館展の最終日で、大勢の人だかり。
私は利用していませんでしたが、俳優の鹿賀丈史さんの声で
音声ガイドサービスがあり、人の波が動かないこと動かないこと
知らない大人の肩越しに見る、宗教画や肖像画は
長男や次郎には、ちょっと怖かったみたいです。
なんとか脱出しましたが、入口で待ち合わせしてたはずの夫がなかなか現れず、
どうせ、誰かにつかまって話し込んでるんだろうと、階段横のベンチに腰掛け
のんびり待っていると、抱っこしていた次郎が眠ってしまいました。
やっと現れたかと思ったら、なぜか向かいの近代美術館の方に行ってたらしく、
そういうことをよくやる人なので驚きはしませんが、待ってる間に
併設の「京の閨秀・女流・女性画家‐担ったもの/担わされたもの」展の方が
気になってしまい、次郎を託してひとりでゆっくり観に行きました。
こちらの展示場は閑散としていましたが、最初に眼に飛び込んできたのは、
上村松園の『待月』
縁側に出て、つと遠くを見やる和服の女性が描かれています。
画面を貫く柱の直線とは対称に、柔らかく曲げた腰やしなやかに伸びた首筋、
だらりと落としそうな団扇は、月に気をとられて
背後の視線に、全く気付いていないかのよう。
無防備な瞬間にも品の良さが溢れ落ちる、美しく決して媚の無い
上村松園の美人画は、突出した人気を誇っていますが、
なるほど、実物を目の前にすると、打ち水をした後のように、
清浄な空気がそよそよと漂う気がしました。
女性画家と括られていますが、それぞれの画風、女性観の違いがよくわかります。
特に興味をそそられたのは、梶原緋佐子の作品群
到底美人画とはいいがたい『姉妹』や『うたう』は、
上村作品の芯の強さとは違う、図太い、逞しい、底力とでもいいましょうか
鑑賞する絵画ではなく、対峙する絵画。
しばし動けなくなるような、観る者の胸をつくような迫力ある作品でした。
北沢映月や三谷十糸子の日常を垣間見るような画は、
精緻な筆致で細部まで描かれた着物を観るだけでもわくわくします。
そして、駐車場の階段で見たポスターの『母子』を描いたのは広田多津
着物は簡略化されたように白く、表情だけや手肌を細かく描いた『母子』は
母と子の関係性、命の繋がりを感じます。
広田作品はその後、着物さえ無くなり裸婦になりますが、非常に肉感的で、
まるで、目に映らない、ほのかな汗の香りや体温をまとっているようですが、
男性の対称としての女性像ではなく、造形的な美しさの背後から
生き生きとした生命力、命そのものきらめきを感じ、
生きている嬉しさが沸きたつ心地がしました。
これまで、日本画にはあまり興味が無くて、
その良さもよく分からなかったのですが
この展覧会は、非常に見応えがあり、
夫にも「えらいゆっくり観てたな」とチクリと言われました。
ええ、観てましたよ。とても、良かったです。
9月5日までですから、もう一度行きたいくらいです。
http://this_is_LINK_click_to_go/
[URL of Entry] http://www.qomono.com/qoblog.php?bloger=msfr4k&entry=1283233667
[TrackBack URL] http://www.qomono.com/qoblog/tb.php/msfr4k/495
染・清流館 福本潮子展
 テーマ [アート]
2010年5月6日
「SHINA」を出て、室町通をそのまま南下しますと
京都芸術センターがあります。
今回は、そちらではなく、お隣の染・清流館へ行きました。
福本 潮子展 〜藍色の茶席・和と洋のしつらい〜
http://this_is_LINK_click_to_go/
素晴らしい展覧会でした。
展覧会に出掛けるのも久しぶりですし、今日はよきものを沢山観て
しかも娘と二人できもの姿、気分は高揚していましたが、
そんなことを別にしたって、たとえ土砂降りに見舞われたって
みんな行った方がいいよ、と言いたいくらいに素晴らしかったです。
最初に白状しておきますが、この作家さんのお名前は
存じ上げてなかったんです。
きもので街歩きするのに、どこかいいとこあるかなぁ、と検索していて
たまたま、「藍」と「茶席」の組合せに興味を惹かれて行ったもの。
ビルの6階のエレベーターの扉が開いた途端、ギャラリーになっているんですが
私と娘のふたりっきり。
入場料もほんの少しあるんですが、受付にいらっしゃった男性が
「もう、ええで」と言ってくださったので、フリーで入れていただきました。
「中、畳やし、そこで草履脱いでや」と背後からのお声に
「はい、わかりました」と、よそ様のお宅にお邪魔したような
気楽さで応えましたが、畳に上がると、そこに広がるのは宇宙空間でした。
実際は、もちろん宇宙じゃないんですけど、何と言うのでしょうか。
藍の色とか質感とかを通り越して、藍の世界の深さ広さに飲み込まれるような、
自分が、ちっちゃな虫になって恍惚としながら藍がめの底に沈んでいくような。
こちらは、6月6日まで。
[URL of Entry] http://www.qomono.com/qoblog.php?bloger=msfr4k&entry=1273101489
[TrackBack URL] http://www.qomono.com/qoblog/tb.php/msfr4k/459
ご案内
 テーマ [アート]
2008年11月25日



夫が個展をしますので、ご案内申し上げます

熊谷誠/KUMAGAI MAKOTO
日の出

12月6日(土)ー26日(金)2008
12:00ー19:00 休廊

ギャラリーヤマグチ クンストバウ
大阪市港区海岸通1-5-25 商船三井築港ビルB1

http://this_is_LINK_click_to_go/



ついでといってはなんですが、もたもたと縫っていましたベビードレスのブルーをupしました

http://this_is_LINK_click_to_go/

[URL of Entry] http://www.qomono.com/qoblog.php?bloger=msfr4k&entry=1227593262
[TrackBack URL] http://www.qomono.com/qoblog/tb.php/msfr4k/265
室生山上公園芸術の森
 テーマ [アート]
2008年6月4日
室生山上公園芸術の森に行ってきました。奈良県の室生寺の近くにあります。
家族で車に乗って行ったのですが、夫の車のカーナビはとっても古く、新しい道路がデータに入ってません。
元々あんまり出来がよくないのですが、ナビ君の知らない道を走ると、必死で再検索する様子が人間味があって可愛いもので、新しくする気が起こらないのです。先日の長野でも迷わされましたが、今回もやっぱり遠回りをしました。ま、道はどこかで繋がってるんですけどね。



山の上の公園と言っても遊ぶための公園ではなく、ダニ・カラヴァンというイスラエル出身の彫刻家がデザインした野外美術館ともいえるアートスペースです。入園料は大人400円。

室生山上公園芸術の森
http://this_is_LINK_click_to_go/

大きなモニュメントは鉄で出来ており、赤い錆が時間の経過を感じさせます。第一の池の浮き島の連なりは、古代の人の集いを連想しました。
続く『棚田の再現』から『太陽の塔の島』は連綿と続く人々の暮らしと祈りを思い起こさせます。



階段状の太陽の塔のてっぺんで、長女は「お〜い、宇宙人〜」と呼んでました(笑) 
なるほど、隣の『螺旋の水路』はUFOが降りてきそうです。




太陽の塔は、伊勢から室生寺や長谷寺といった、この地域の人々の関わり深い重要なポイントを結ぶ線上に位置し、天文学的にも歴史的にも関わりを深めています。








子たちが一番気に入ったのは、『螺旋の竹林』で、竹に囲まれた螺旋のスロープを降りて行くと、地下を通って階段から地上に出られます。勝手にタイムトンネルと名付けてました。





『波形の土盛り』は、ウェーブした歩きにくい並木道のようですが、突き当たりには何やら古めかしいモノがあります。近くで確かめてみると「弘法の七ツ井戸」と書かれた札が立っていました。
日曜参観の代休で長女が休みで、夫もたまたま仕事が休み、長男は幼稚園をサボって出掛けました。月曜日ということもあり、ほぼ貸切り状態。お天気はイマイチでしたが、とても開放感があって気持ちのよい場所でした。
次郎は、ずっと「お〜」と声を発してご機嫌の様子でした。
スケールの大きな作品のある空間に包まれて、五感が解放されるような心地よさを堪能しました。
さて、帰ろうと車を発進した途端、雨が降り出しました。
まるで、降り出すのを待っていていれてたみたいに。
きっと、空と繋がったね、と話しつつ、帰りも迷いました。
ナビに頼っちゃ、いけないね〜カンで行こ、カンで(笑)
[URL of Entry] http://www.qomono.com/qoblog.php?bloger=msfr4k&entry=1212550118
[TrackBack URL] http://www.qomono.com/qoblog/tb.php/msfr4k/200