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この季節、自然のおおいところへいくと、それぞれ個性的に紅葉していたりさまざまな色の実をつけていたり色賑やかで、それにしても、自然の配色というのは良くできているなーと感心してしまう。 自然の配色が普遍的に(たとえばよその星のひとにも)心地よい配色をもっているのか、あるいは、自然の配色が心地よいとわたしたちが生まれつき感じるようにできているのかはわからないけれど、自然がきちんとカラーコーディネートしていることは確かかもしれない。 わたくしごとながら、仕事でごくまれに「こちらがデザイナの..」などと紹介されることがあり、そのたびになにか身分を詐称しているようでいごこちが悪いのだが、それでもごくまれに「デザイン」をするわりには、いまひとつ色が苦手だと思う。 ページに2つ以上の色があるとハデだと思ってしまう。2色ならまだしも3色以上となると、どう組み合わせてよいのか途方にくれる。などの致命的な欠陥があり、いきおい、わりと自由度の高い場面では、「背景は白、最大2色限定」におちついてしまう。シンプルでよいですね、などといってもらえれば万々歳だ、とういようなレベルである。でもまあそれがいちばんここちよく感じるのだからしかたない。 これはもしかしたら雪国うまれのせいかもしれない。背景が白、というのが妙に落ち着くのだ。たとえば北欧の映画をみていると、みのまわりのモノについても、わりにおさえた自然の色プラスアルファで統一されていることがおおい。雪景色に、木々の茶色やおさえたグリーン、というような配色で、それがなんとも絶妙なコーディネートになっている。これとおなじ配色でも、南米など暑いところでは、単にややしょぼくれたイメージにしかならないだろう。 意識的にしろ無意識でしているにせよ、なかなか色を組み合わせるという作業は高度な仕事なのである。そもそも、いまどきのコンピュータ画面みたいに、「フルカラー」を選択できるのは、動物のなかでも、人間と、一部の猿だけらしい。 Wikipedia 色 http://ja.wikipedia.org/wiki/色 なんか複雑なのである。 どうもむかしのひとにとって、色の数はいまほどたくさんはなかったらしい。色をそれほど細分する必要もなかったせいだろう。たとえば、むかしの日本人(上によると漢字圏とマヤ文明に共通)は、青と緑が区別があまりなかった。いまでも、「青々とした」野菜などいう。 実際、まわりをみていると、かぎりなく緑に近いブルーもあれば、かぎりなく青に近い緑もある。もともと、青と緑の厳密な境界線があるわけではないのだ。なんとなく便宜的にわけている。 で、便宜的にわけて、名前をつけたり、番号をふったりするとこうなる。 和色大辞典 http://www.colordic.org/w/ 洋色大辞典 http://www.colordic.org/y/ ほんとにいろいろあるのね。 とくに色の和名というのはおくゆかしくてなんともいえずよい。ただ、「蒲葡」とか「百入茶」などといわれて、その色をイメージできるひとはまれだろう。同様にイメージはできないしおくゆかしくもなんともないけれど、「#7a4171」とか「#1f3134」などの16進数表記は、デジタル媒体、ホームページやブログなどにも使えるので、それにかかわる場合は、対応表や、特定の色をこの表記に変換できるツールがあると便利だ。 で、懸案の配色であるが、もちろんいくつかはパターン化されて、これとこれを組み合わせるとまちがいないですよ、というおすすめはある。 WEBセーフカラー配色辞典 http://www.gihyo.co.jp/book/2001/234011/download/haishoku/ WEBセーフカラー配色辞典(続) http://www.gihyo.co.jp/book/2001/234021/download/haishoku2/ WEBセーフカラーというのは、とくにコンピュータやモニタや性能があがった最近ではそう気をつける必要が薄れているが、やや色の表示能力の劣ったコンピュータやモニタでもまちがいなく表示できる256色である。 もちろんこれらの配色が絶対ではなく、少々うるさいひとたちは、このような「ありきたりの」配色を逆に毛嫌いする傾向もある。ただ、順番にみていくと、広告や商品のパッケージなどさまざまな場面で似たような配色をみつけることができるだろう。「うるさい」ひとたちいがいの、よりおおくのひとびとにイメージを喚起させる訴求力があるのだ。 とはいっても、わたしたちのだれもがホームページを作ったり商品のパッケージをデザインしているわけではない。が、配色というのは日々、いつでもしていることではある。 服だってそうだし(わたしはあまりしないが)、椅子を買うにしても、まったく配色を無視はできない。 お部屋のカラーコーディネート術 http://www.myreformjp.com/mrr_juutakuinfo/mrr_color/index.shtml 気力減退を感じているかたは赤がよいらしい。牛と同なじだ。 そういわれてみれば、無限の組み合わせのなかからパターンを取り出し、意味と結びつけるという作業はなんだか占いと良く似ている。ふるくは風水や、いまではカラーセラピーのような分野だろうか。 ほんとうに色っていろいろあって、組み合わせも限りがなく奥がふかい。 いっそのこと、掘り下げて勉強してみようとすれば、カラーコーディネーターなどの資格がとれる色彩検定などがある。 A.F.T 色彩検定 http://www.aft.or.jp/index.htm ちなみに、当サイトのブログも、世間並みに、ページの色をあちこち自由につけることができるようになった。ブログひとつとっても、自分にとってここちよい配色をみつけるのと同時に、写真画像を中心にしたブログならば、その色彩の傾向に合うのかどうか、また読むひとびとにとってその配色はここちよいのかどうか、ブログのイメージを表現するのにもっとも適した配色は? などと考えるともちろんかんたんにはいかないが、いろいろな場面で、ひとつ挑戦してみてはいかが。(櫛谷) |