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子どものころにおみやげでもらった万華鏡、あかい千代紙を巻いた筒をくるりくるりまわすたび、目の前できらきらと紋様が変わる様子がとても不思議だった。とはいえ、さして日もたたないうちに、筒と三枚の鏡とスパンコールやらビーズやらきらきらのくずに分解してしまったのは、おみやげをくれた人にはとても失礼だった、と思う。 Kaleidoscopeの語源はギリシャ語で、「美しい」をあらわすkalos、「形、紋様」のeidos、「見るもの」のskopeoからきているとか。といって、万華鏡の歴史がギリシャ時代まで遡るわけではなく、発明は19世紀、スコットランドの物理学者によって偶然見出され、それからわずか後の江戸末期には早くも日本に渡来、更紗眼鏡と呼ばれた・・・。万華鏡の歴史について、さらに詳しくは「万華鏡の世界」の「目でみる万華鏡の歴史」をご覧いただきたい。ドランゴンフライ(複眼鏡)がタコタコ眼鏡の愛称で人々に親しまれた様子など、楽しい参考画像がたくさん掲載されている。 万華鏡の世界 http://kaleido-japan.com/index.shtml 江戸時代の昔と違い、現在、万華鏡にはじつにさまざまな種類があるのをご存知だろうか。 チャンバースコープ: 手で持ってくるくるまわす最も一般的な形 ホイールスコープ: 筒の先端に取りつけたホイールをまわすもの ワンドスコープ: 試験管様の棒(ワンド)の中をおちてゆくオブジェクトをながめる テレイドスコープ: 魚眼レンズ=ビー玉を透かすと、見るものすべてがオブジェクトに 他にもインターチェンジャブルスコープ、マーブルスコープなどがあり、ミラータイプも多様、オブジェクトもドライタイプとオイルタイプに分けられる。 抜群に充実したオーダーページを擁する「Kaleidoscope昔館」なら、いずれのタイプの万華鏡も入手が可能。高価なアーティスト作品には数十万円のプレミアムクラスもあるが、数千円のレギュラークラスはもちろん、手軽なオリジナルキットも取りあつかっている。 また、ギャラリーアサではタスマニアから個人作家の作品を直輸入している。木肌本来のあたたかさが伝わってくるようなシンプルなフォルムは、上質なインテリアとしても受け入れられるだろう。 Kaleidoscope 昔館 http://www.brewster.co.jp/ オリジナルキット http://www.brewster.co.jp/.... Gallery ASA http://homepage3.nifty.com/asaplan/scope.html 発明当初のムーブメントが科学色の強い第一世代とすると、1980年代にアメリカを席捲したKaleidoscope Renaissanceに端を発し、現在も静かに裾野を拡げつつある第二世代は、より芸術色を強めたものといえる。低コストで大量生産された子ども向け民芸玩具としての認識しかなかったわたしの目には、実際、新鮮に映った。これらは大人の鑑賞にたえうる、ではなくて、大人が鑑賞するためのアート作品なのだ。 日本万華鏡倶楽部 http://www.mangekyou-club.com/ 会員数200名、毎年日本万華鏡大賞を主催している Little Bear http://www.littlebear.jp/ オーナーは日本における万華鏡作家の第一人者、山見浩司氏 MILLE FIORE http://fiore.cside.com/kaleido/ フラッシュを駆使したバーチャルな万華鏡映像はめずらしくないけれど、これはなかなかきれい 早いもので、今年も北海道から紅葉の便りをきく季節となった。赤や黄の色素だけを残す広葉樹と緑の常緑樹が一面の錦繍を織りなす層雲峡。一度訪れたらかならず再訪したいと思う名勝だそうだ。残念ながらかの地までもみじ狩りに行けないわたしなどは、おくればせながら近所の公園の木々が色づいたら、テレイドスコープ片手にでかけようと思っている。これさえあれば一本のもみじだって即ゴージャス。・・・ややお手軽にすぎるだろうか。(大澤) |
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