073.甘味に緑茶

 072.平日の美術館

 071.衣替え一考

 070.魅惑のカレイドスコープ

 069.チェコアニメーションの巨匠たち

 068.浴衣で盆踊り

 067.あなたの布団はどれですか

 066.レシピサイトレポート

 065.蚊遣りのけむり

 064.ぶらり熱帯、食虫植物

 063.オンラインデパート巡礼

 062.うちわの風

 061.タオルも手ぬぐいも

 060.真夏の夜の映画

 059.朝顔いまむかし

 058.笹の葉さらさら

 057.ディックブルーナ

 056.和傘と洋傘

 055.パジャマの好み

 054.歯は磨いたか

 053.座布団まめ知識

 052.比較的革を選ぶ理由

 051.歩くための靴

 050.カーテンも衣替え

 049.石ころころり

 048.電子本と未来の生活

 047.葉っぱの香をお取り寄せ

 046.今日は自転車

 045.Vintage Apple

 044.手塩にかける曲げわっぱ

 043.デスクトップのコモノ

 042.小春日和の雑貨

 041.鉄瓶えらび

 040.現代はりばこ事情



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 まもなく七夕。織姫星こと琴座のベガと、彦星こと鷲座のアルタイルをモチーフにした七夕伝説そのものは、すでに現代の感覚からは遠すぎて身近には感じないけれど、笹の葉に願い事をしたためた短冊をかざる習慣は、情緒があって好ましい。

とらや 
http://www.toraya-group.co.jp/event/eve01_009_01.html

学校で子どもがつくる笹かざりは、色とりどり、形もとりどりのにぎやかさ。遠巻きにながめている分には楽しいものだが、得意満面に持ち帰ってこられては苦笑いするほかなかった。そんな年中行事もすでに卒業らしく、近ごろはわたしがこのみの笹かざりをこしらえる。細くちいさな笹竹をもらって、酢で水揚げをする。それをガラスの器に挿し、ぼかしの短冊を一葉。ただし、ちいさな笹竹のちいさな短冊では願いごとにも欲をはれない。何を書くか、一瞬まようものの、いつもきまって「家内安全」。期間限定、目にも涼しいおかざりができあがる。

Canon「七夕短冊をつくろう」 
http://cweb.canon.jp/hps/idea/summer/strip01.html

笹かざりに無縁となれば、七夕にかこつけて星見酒などいかがだろう。時節柄、どの雑貨店をのぞいても、しつらい涼やかにガラスの酒器が並んでいる。日本酒は本来冷酒でいただくのがもっともおいしいそうだから、いけるくちは、ついついすごしてしまわないように、とは余計なお世話か。辛いほうにてんで不調法なわたしのような甘党こそ、くずきりや水羊羹といったひんやり冷菓をひかえる必要がありそうだ。

薩摩切子 
http://www.satsumakiriko.co.jp/
Copain「ちろり」 
http://www.e-na.co.jp/copain/product/index.asp?prd_id=glass2902009
榮太樓總本鋪 
http://www.eitaro.com/okashi/tanabata.html
菓匠千鳥屋 
http://www.chidoriya.jp/summer2/takeyokan.htm
御菓子司彩雲堂 
http://www.saiundo.co.jp/okashi.html

じつのところ、カレンダーの7月7日は、梅雨のさなかであることを割り引いてもまだ星のみごろではない。今年の旧暦七夕は8月22日。この日なら、ベガとアルタイルが二頂点をなす夏の大三角形が9時ころに南中する。0等のベガは夏の全天で最も明るいから、街のあかりを少し避ければ、夜空を二分する天の川の両岸に織姫星と彦星をみとめることができるだろう。ずいぶん先のはなしになるけれど、覚えていたら、夜空をみあげてほしい。(大澤)

ステラシアターWeb 
http://www.stellatheater.com/