073.甘味に緑茶

 072.平日の美術館

 071.衣替え一考

 070.魅惑のカレイドスコープ

 069.チェコアニメーションの巨匠たち

 068.浴衣で盆踊り

 067.あなたの布団はどれですか

 066.レシピサイトレポート

 065.蚊遣りのけむり

 064.ぶらり熱帯、食虫植物

 063.オンラインデパート巡礼

 062.うちわの風

 061.タオルも手ぬぐいも

 060.真夏の夜の映画

 059.朝顔いまむかし

 058.笹の葉さらさら

 057.ディックブルーナ

 056.和傘と洋傘

 055.パジャマの好み

 054.歯は磨いたか

 053.座布団まめ知識

 052.比較的革を選ぶ理由

 051.歩くための靴

 050.カーテンも衣替え

 049.石ころころり

 048.電子本と未来の生活

 047.葉っぱの香をお取り寄せ

 046.今日は自転車

 045.Vintage Apple

 044.手塩にかける曲げわっぱ

 043.デスクトップのコモノ

 042.小春日和の雑貨

 041.鉄瓶えらび

 040.現代はりばこ事情



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パジャマはオープンカラー。ねむりを誘うスモーキーな色合いにきりりとサテンのバイピング。お気に入りのパジャマで過ごす夜は、自分だけの贅沢を楽しんでいるようで、ちょっとうれしい。

オープンカラーのパジャマなど、ごくありふれたもの。そう思って探すと、じつは案外少ない。男性用はオープンでも、女性用はたいがい、上までボタンで留めるフラットカラー仕立てになっている。そのうえ色がピンク系だったりすると、一体どのような人が商品企画をしているものかたずねてみたくなる。そんなわけで、悩んだあげくに男性用を買うはめになってしまうのだ。けして小柄とはいえないわたしには、ひょっとして妥当な選択なのかもしれないが。

どうも愚痴になってしまったけれど、さて、これからの季節にふさわしい素材をいうなら、まずはコットンピケとこまかなワッフル。さらさらとして肌にまとわりつかず、ひかえめな光沢に好感がもてる。ワッフルに「こまかな」と注文をつけたのは、ざっくり大きな織りでは畝のつぶれが目立ち、ひざがでやすいから。そして日本の夏には楊柳。薄くてしわしわしたこの生地は見るからに涼しげ。サッカーやリップルよりも一層さらさら感があり、複層ガーゼやシルクに比べてずっと手ごろなのもいい。

mizobuchi http://www.mizobuchi.co.jp/lpm/
Pajamania.com http://www.pajamania.com/
harmonature http://www.harmonature.com/

夜ねむるときにはパジャマを着るもの。そんな確信にも似た認識は、実はすべての人にあてはまるわけではないらしい。ある調査によれば、パジャマ着用派は男女とも6割にも満たない。何も着ない、そんな人が2割にも及ぶのだとか。それはそれで、気持ちよさそうに思えなくもない。

睡眠文化研究所 
http://www.riss.org/index.html

じつをいうと、やわらかな色合いのオープンカラーばかり選んでいたのは少し前までのこと。最近はチャイナ風のスタンドカラーが目について、いつの間にか手元にも増えてきた。そして、先日は濃紺の和風をもとめた。パジャマへのこだわりをひとくさり、と気負ってみたところが、さしたるこだわりはなかったわけだ。結局、そのとき心地よさそうに映ったもの、そんなあたりまえの選択基準で、それで今はことたりている。(大澤)